3月に土の根を卒業したるかです🐬
3月の土の根では修了制作をしました!
土の根4期生で作成したのは“みんなのいえ”の看板です。
「作業が本当に終わるのか…!?」と焦った場面もありましたが、無事に完成して土の根を卒業できました。
2日間を振り返っていきます。
今回は私がアイスブレイクを2つ用意してきました。
1つ目はみんなの緊張をほぐすために大声を出すアイスブレイクから。
チームに分かれて、それぞれ3文字の単語を考えてもらいます。
1人一文字ずつ担当を決め、3人一斉に叫んでもらいます。
相手チームはそれを聞いて言葉を当てるゲームです。
叫ぶ声が快晴に気持ちよく響き渡ります。
私が一番最初に土の根に参加したときも、このアイスブレイクから始まりました。
単純だけれど何度やっても面白いゲームで、私は大好きです。
2つ目のアイスブレイクはルックアップ・ルックダウンです。
まず、みんなで大きな円になります。
「ルックアップ、ルックダウン」の言葉に合わせて上下を向きます。
「はい!」の合図で目があった人と円の中心で喜びを全身で表現し、円から抜けていくゲームです。
恥ずかしがっているとやり直しにされてしまうのでみんな全力で喜びます。
アイスブレイクをやるまで1人で緊張してそわそわしていましたが、自分が一生懸命考えたもので「楽しかった!」と言ってもらえることって幸せだなぁと思いました。
さっそく、卒業制作に取り掛かっていきます。
こじこじ、りかこ、かなめが2月に用意してくれたmata-ne産の木材とデザイン案の説明を受けて作業開始!
彫刻刀で彫る前に文字の下書きをします。
文字の雰囲気や大きさはどのくらいがいいか話し合いながら書いていきます。
みんなのいえは色々な人が使うので、一人1文字ずつ書いてみんなが集まっている感じを出しました!
下書きができたら彫刻刀で彫っていきます!
彫刻刀を使うのは小学生以来だったので、使い方に慣れるまで大変でした。
ですが、どう彫れば上手くいくのか試行錯誤しながら進めていく感じが楽しかったです。
家具職人のmata-neスタッフのシンさんはこの作業を「木と対話しているみたい」と言っていました。
木目の向きを考えて彫らないと余計な力が入って綺麗に彫れません。
木のことを考えて彫刻刀で彫っていく作業は、本当に木と対話をしているみたいでした。
飼いつけの後、みんなで夕食の準備をしました。
土の根、mata-neスタッフの人たちそれぞれで夕食を準備して持ち寄りました。
ロールキャベツにガーリックライス、ステーキ、ニンニクの漬物、ニンニクドレッシング……。
やけにニンニク料理が多かったその理由は、トッポの誕生日だったからです!
トッポだけではなくまたねシェアハウスに住んでいるのやまちゃん、土の根参加者のりくも3月生まれでした。
3人ともおめでとう!!
夕食の後、みんなでフルーツがたっぷり乗った美味しいケーキを食べました!
みんなのいえの2階で作業再開。
男女交代でよもぎ風呂にも入りました。かすかに香るよもぎの香りで春を感じました。
お風呂の後も文字を浮き上がらせるために、みんなでひたすら彫刻刀で彫ってやすりで磨きました。
夜遅くまで作業するこの感じが文化祭前夜みたいでちょっとワクワクしました。
作業が終わったのは午前3時半。
1回目のニスを塗ってこの日の作業は終了です。
午前3時半でもハイテンションな2人....笑
2日目。まずは飼いつけと朝食の準備から!
朝は一口サイズのおにぎりとスープときんぴらでした。スタッフのまやが作ってくれたふきのとう味噌もおにぎりにつけて食べました。すごく美味しかったです!!!
朝ごはんの後は作業の続きです。
もう少しやすりがけをして表面をつるつるにしてから2回目のニスを塗ります。
文字のところはニスを塗らないようにマスキングテープをしました。
ニスを乾かしている間、なぜか森の中に連れていかれる一行。
何だろうと思いながら進んでいくと私の卒業式の準備がされていました!
だいちゃんから卒業証書、たんたんから花束、みんなから贈る言葉をもらいました。
森の中での卒業式。
贈る言葉、校歌斉唱、卒業証書、いろんな中に今までの思い出が詰まっていて思わず涙が溢れそうになりました。
誕生日や卒業式などの行事を大切にするところがmata-neの良いところだなと改めて感じました。
私もこれから先、生きていく中でたくさんある行事を大切に全力で楽しんでいきたいと思います。
卒業式の締めは農大生で大根踊りを踊りました。
最後のお昼もみんなで準備します。
お昼はちらし寿司とお吸い物でした。
黒豆が入っているのはトッポから私へ「まめに働きなさい」というメッセージだそうです。
上に乗っているのは黒豆のほかに錦糸卵、花形のハム、にんじん、菜の花。
よもぎやふきのとう、菜の花。今回の食事の中で沢山の春を感じました。
食事の後はいよいよ文字に色を塗ります。
文字の周りにインクが付かないようにマスキングテープを貼りました。
塗った色はチョコレートのような美味しそうな色で、ニスを塗って少し深い色になった木とよく合います。
みんなのいえの2階で1年間の振り返りをした後、みんなでマスキングテープを慎重に剝がしていきます。
マスキングテープにインクがくっついてしまって剥がすのが物凄く大変でした。
作業が終わる頃には辺りはすっかり暗くなっていました。
看板の裏にみんなの名前を刻んで、いよいよ最後の作業に入ります……!
看板を掛けるために必要なパーツはかなめがつけてくれました!
いよいよ、みんなで作った看板がみんなのいえの玄関に飾られます。
苦労して作った看板が飾られた時はとても感動しました。
mata-neが続く限り自分たちが作ったものが残り続けると思うと、言葉に表せられない感情が湧き上がってきます。
この先もmata-neに帰ったときに土の根4期生との思い出が看板という目に見える形で残っているのが凄くいいなと思いました。
土の根に参加した1年を振り返って、愛情というものを知ったなぁと思います。
最初は「自然の中に居たい」という思いで土の根に参加しました。
ですが、夏合宿も含めて参加していくにつれて「人の中に居たい」と思うようになりました。
土の根で人と共にいる楽しさを学びました。
きっとただの自然体験ではここまで楽しめなかったと思います。
行くたびに出迎えてくれるトッポ、だいちゃん、たんたん、私が土の根に連れて行った人、土の根で出会った人たち、みんなと体験したから楽しめました。
人とのつながり、そこには常に相手を想う愛情があって、それがきっと人生を豊かにするんだろうなって思いました!
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